ゼネコンで働いていると結婚できない/彼女ができない15の理由
ゼネコンでは出会いがないので結婚できない
1:男性ばかりの職場で(対象の)女性と出会えない
ゼネコンで現場監督として働いていると、「そもそも出会いがまったくない」と思っている方も多いと思います。
結論から言うと、女性との接点が少ない業界であることは間違いありません。近年少しずつ女性の採用が増えてきた業界とはいえ、男性が8割強を占めているという男社会です。
女性と言えば“事務員の数名だけ”という会社も少なくありません。
中でも一日中建築現場に出ていたり、度重なる出張で会社に戻らないことが多い現場監督。貴重な女性事務員と会話をする機会すらほとんどないと言えるでしょう。
また社内の女性事務員はライバルが多かったり、お互い恋愛対象にならなかったり、さまざまなケースが考えられます。
2:残業(長時間労働)で飲み会や合コンに参加できない
「職場での出会いがない」というゼネコンの現場監督も、友人の紹介やマッチングアプリなどで女性と出会うことは可能です。
しかし、この仕事はとても拘束時間が長いうえに、激務。朝7時には現場へ行き、夕方会社へ戻って事務作業を行い、自宅へ戻るのは22時ごろといった生活が基本(繁忙期は日付が変わることもしばしば)です。
建設業労働者の就業時間は、全産業の平均より年間300時間以上も多いことが分かっています(下表参照)。
出典:建設業における労働環境の課題と国土交通省の動向/参議院常任委員会調査室「建設業における働き方改革の概要―労働環境改善に向けた主な取組―」
日々の残業によって飲み会や合コンが行われる時間には到底間に合わず、女性と出会う機会を失ってしまっている方が多いのです。
2024年までにすべての企業に適用される「建設業働き方改革加速化プログラム」。
徐々に時間外労働の規制や週休2日間制が浸透してきていますが、まだまだ多くの会社が追い付いていないのが現状です。
生活・仕事環境が過酷なので結婚できない
3:プライドや使命感によって仕事優先の生活を送っている
拘束時間がとても長い現場監督の仕事。
他業界の数倍も時間外労働が生じてしまう原因として、以下のような理由が挙げられます。
- 人材不足
- 業務量の多さ
- 予期せぬ設計変更
- 工程の遅れ・手戻り
- 昔の慣例から抜け出せない
作業員の健康・安全管理も含め、現場全体の施工管理を行う現場監督としてそのすべてに対応する必要があり、どうしても仕事優先の生活となってしまいます。
しかし、激務とは言えこの仕事にプライドや使命感を持つ男性は多いもの。
女性と出会う機会や彼女と会う時間を作るよりも先に仕事のことを考えることで、ますます恋愛や結婚のチャンスが遠ざかっていくのです。
4:長期出張・泊まり込み勤務が多くて会えない
ゼネコンで働く現場監督の宿命とも言える「転勤」と「出張」。
エリアは中小企業であれば近隣地域が多く、大手ゼネコンであれば日本国内にとどまらず海外というケースもあります。
期間は、建築であれば半年程度・土木だと数年単位。独身の場合、知人・友人がいない土地でひとり暮らしとなります。
彼女と遠距離になってしまったり、現地で女性と出会ってもいつかは戻らなければならないという状況だったり……。
現場によって住む場所を転々をすることは、恋愛においてとても大きなハードルとなります。
自宅から通えるエリアの勤務だったとしても泊まり込みで仕事をするケースもあり、出会いやデートの機会も減ってしまいます。
5:資格取得のために勉強時間を確保しなければならない
仕事に慣れ始めた入社3年目以降、多くの現場監督は国家資格の取得を目指します。
仕事の幅が広がりキャリア形成役立つほか、昇格や資格手当が付くことで給与アップが見込めるからです。
必要な資格の種類は、携わる仕事内容によってさまざま。
- 設計分野なら「1級建築士」
- 施工管理の分野なら「土木施工管理技士・建築施工管理技士」
- 電気工事に携わるなら「第三種電気主任技術者」
中には合格率が20%以下の難関資格もあり、働きながら勉強時間(800~1,000時間)を確保する必要があります。
通勤時間・昼休み・退社後のわずかな時間や貴重な週に一度の休みを勉強時間に充てなければなりません。数十万をかけて予備校に通う方もいます。
合格しなければ取得費用が全額自費となる会社も多いため、はっきり言って、この期間は恋愛どころではないと言えるでしょう。
資格名 | 学習期間 | 費用 |
1級建築士 | 約8カ月 | 70万円 |
1級建築施工管理技士 | 約4カ月 | 28万円 |
1級土木施工管理技士 | 約4カ月 | 28万円 |
6:現状は「週休1日制」が当たり前の業界である
一つの仕事を受注するために、工事費用の安さや工期の短さで競うことが多い建設業界。
雨や天災などで当初の予定がずれることも多く、タイトな工期に間に合わせるためにも週休2日制を導入できていない企業がほとんどです。
日建連「週休二巳実硯行動計画2019年度通期フォロ ーアップ報告書」の調査結果によれば、2019年に4週8休(閉所)を実施できている作業所は3割以下に留まっています。
休みを増やす(作業日数が減る)ことで、導入正社員雇用の場合は会社の利益が下がることになり、日給月給で働く人にとってはダイレクトに収入が減ってしまいます。
さまざまな課題がある中で、2024年4月から建設業にも適用される「労働時間の上限規制」。
週休2日制の実現に向けて業界全体をあげて取り組んでいて、現在は過渡期を迎えています。
この点は今後改善されていくことでしょう。
「時間外労働の上限」(改正労働基準法第36条5項)
7:若手の離職や高齢化で晩年人材不足=仕事量が減らない
若年労働者の入職が減り、離職率も高い建設業界。さらに約3割が55歳以上という高齢化の課題もあり、深刻な人材不足に悩まされています。
この危機的状況から脱却するためにICT化を進めている建設業界。その一例が、国土交通省が推進する3次元モデルを活用して現場の生産性向上を図る『i-Construction』です。
またコロナ禍をきっかけに業界内でもDXに注目が集まり、分野関係なく全プロセスで情報を3Dデータ化して活用する「BIM/CIM」の早期実現が重要視されるようになりました。
今後はこの新しい技術を義務化していくことで、人材不足の緩和や従業員の負担軽減につながることでしょう。
建設業就業者は、55歳以上が約34%、29歳以下が約11%と高齢化が進行し、次世代への技術承継が大きな課題となっています。実数ベースでは、建設業就業者数のうち平成28年と比較して55歳以上が約3万人増加、29歳以下は約1万人減少している(下表)
出典:建設業就業者の現状
女性からのイメージが残念なので結婚できない
8:「きつい、汚い、危険」の3Kイメージが定着していてモテない
肉体労働、休みが少ない、いつも危険と隣り合わせといった状況から「3K」(きつい、汚い、危険)のイメージが定着してしてしまっている建設業界。
このイメージがあることで女性からの印象が悪く、ゼネコンの現場監督として働く男性が“モテない”原因のひとつとなってしまっています。
これでは、せっかく出会った女性ともうまく行かない可能性が……。
これらのイメージは人材不足にも直結する課題のため、国土交通省が「新3K」実現のために動き出しています。
新3K:当時の国交省大臣と日本経団連が2015年、建設業の担い手確保のため、新3Kとして『給料・休日・希望』を提唱。建設技能者の処遇改善に向けて提案している
労務賃金の改善や週休2日制&ICT施工の推進により待遇は改善されそうですが、従来のイメージが払拭されるにはまだまだ時間がかかりそうです。
9:汗や泥、臭いがついた作業服で仕事終わりにデートができない
ゼネコンで働く現場監督の仕事場は、基本的に現場です。
責任者である現場監督の服装は職人さんや作業員とは異なり、クライアントや関係者との打ち合わせを行うためスーツの着用が一般的。
身だしなみを整えることで、現場の事故リスクを下げたり、顧客からの信頼につながったり、さまざまなメリットがあると言われています。
しかし、現場ではワイシャツの上に作業着を羽織ることになるため、特に夏は汗だくになります。
仕事を早く切り上げることができても、臭いや汗、泥のついた服でそのままデートに行く訳には行かず、一旦家に帰る時間を確保しなければならないことも……。
服装や時間帯など、内勤の会社員とは違って「会社帰りのデート」には高いハードルがあります。
10.お付き合いの飲み会が多い=夜のお店に行っていると思われがち(嫌がられる)
発注元への接待、現場スタッフとの懇親会や慰労会、協力会社から受ける接待、上司との付き合い、プライベートまで……。
建設業は、異業種に比べて飲み会が多い業界と言えます。会社によっては二次会、三次会でキャバクラやスナックといった夜のお店を利用することも。
彼氏や夫に対して「仕事とは言え行って欲しくない」と考える女性は多いもの。
もし接待で夜の店を利用する機会が多い現場監督であれば、そのようなタイプの女性からは敬遠されてしまうことは避けられないでしょう。
2019年6月に国税庁から公表される会社標本調査によると、会社が支払う交際費が6年連続で増加しているとの調査結果が公表されています。
参照:会社標本調査結果
彼女がいても結婚できないパターンがある
11:激務で疲れがたまっていて会えない結果、彼女から振られる
毎日が本当に忙しいゼネコンの現場監督という仕事。
それでも出逢ったばかりのころや付き合いたては楽しくて、最初は毎日やりとりしていたLINE。
それがいつしか「おはよう」「おやすみ」の挨拶が精一杯となり、そのうち既読も付かなくなるなんてことも。
激務に理解を示すものの、そんな男性の態度は理解ができずに不安や不満を抱きます。
そんな不安や不満が懐疑心に変わってしまったり、愛想を尽かされてしまったり、彼女の気持ちが離れていってしまうケースが多いようです。
12:結婚しても大変そう、負担をかけてしまいそうといった遠慮がある
「今の状況では幸せにしてあげられない」「きっと苦労させてしまう」――。
付き合っている彼女に対しての思いやりや罪悪感からと男性側が遠慮してしまって結婚に踏み切れないケースです。
結婚をするには安定した職に就いて、幸せな家庭を築いていきたいと考えるのが一般的。
今の労働環境(帰宅が遅い・休みが少ないなど)を考えると、なかなか結婚という決断は難しいもの。
まずはキャリアを積んだり、資格を取得したり、自分の市場価値を高めた後に転職してから結婚したいという男性も多くいます。
13:転勤が多く、ついて行くには彼女の覚悟が必要
結婚への大きなハードルとなるのが、現場監督の宿命である「転勤」です。
短くて数カ月、長くて数年というプロジェクトが終わるまでの期間、会社や自宅から離れた場所で暮らすことになります。
転居をともなうことで、彼女は自分のキャリアを断絶せねばならない可能性が高く、子どもが生まれると見知らぬ土地で育児をすることになります。
重要なのは、彼女自身も「転勤=会社のお金で色々な場所に行けてラッキー!」のように前向きに楽しめるかどうか。
そして、子どもが就学した後は「単身赴任」を選ぶ家庭が多いようです。「転勤」について彼女との考え方意見が一致すれば、結婚も見えてくることでしょう。
14:もし結婚したら「一生この仕事を続けることになるかも」というプレッシャー
激務で毎日クタクタだし、彼女とは会えない日が続いている。この状況で結婚なんて考えられない……。
ゼネコンの現場監督として働く男性がなかなか結婚に踏み切れない原因として、今の仕事に対する迷いやプレッシャーが深く関係しています。
本人が結婚を考え始めたり、彼女がその意思をほのめかしたりすることで、「もし今結婚したら、この仕事をずっと続けていくことになるかも」と考えることでしょう。
そして、「今の仕事を続けるか転職するか。結婚よりも先に、まずはこの問題を解決しなければ」と焦りを感じるようになります。
いつかは結婚して幸せな家庭を築きたいし、一生続けたいと思える仕事に就きたいという思いはあるけれど、今はその状況にないというケースです。
15:自分が思い描く家庭像が夢のままで終わってしまうかもしれないという不安
理想の家庭は?と問われると、このように答える方が多いことでしょう。
特に自分が育ってきた環境に満足している方の場合、同じような温かい家庭を築いていきたいと考えるのは普通のことです。
しかしながら現場監督として働く現実は、朝が早く、残業続きで帰りは遅く、仕事に追われて過ぎていく毎日……。
家族で一緒に食卓を囲めるのは月に数回かもしれないし、子どもの寝顔しか見ることができない日々かもしれない。
マイホームを買ったとしても、家族と一緒に住めるかどうかも分からない。
自分が思い描いた「いつも笑顔の絶えない家庭」とは程遠いものになるかもしれない。
そんな不安から結婚に踏み切れなかったり、転職を考え始めることもあるようです。
ゼネコンで結婚できない&結婚に失敗した6つの体験談
ここからは実際に結婚できなかったり、結婚に失敗してしまったりした方の体験談をお伝えします。
現場監督としてのハードな仕事によって出会いが少ないのはもちろんのこと、彼女の性格や考え方も大切のようです。
結婚できなかった体験談
1:彼女が「依存タイプ」の場合、みんな別れてしまった(現場監督の妻・りーさん)
私は社内結婚でしたので付き合っている時から「彼に依存し過ぎない」をモットーにしてました。友達との予定はたくさん入れて、趣味もたくさんして。結婚してからも全く変えてません。彼にべったりしたいタイプの彼女を持った人は、見事にみんな別れちゃいましたよ。
そりゃー、寂しい病にかかる時もありますが、自分を切り替えるしかありません。忙しい彼を選んだのは自分ですものね!
2.私が一方的に疑ってキレることがある (現場監督の彼女・jgt********さん)
私からメールを送ると返事はくれますが、むこうからくれることは滅多にありません。「忙しいとか言いながら浮気してるんじゃないか」とか、「現場の仕事が終わってからもメールができないほどの残業(事務)があるのか??」などと考えてしまい、私から一方的に疑ってキレることがあります。
3:多忙で連絡を取らないうちに1人でいいと言われた(現場監督の元彼女・cla********さん)
昨日、1年半付き合った彼氏とお別れをしました。別れる1ヶ月前くらいから土日も出勤でいつ休みなのかもわからない感じで。 忙しいのは分かっていたのに、メールしたり電話したりしてました(私発信)。 すると電話に出なかったり、メールの返信も返って来ない日が度々ありました。 そんな感じだったのでイライラが絶えませんでした……。「この1ヶ月会えなかったり電話もメールもあまりしなかったことが多かったでしょ?そうしてる間に何か気持ち的にもこのまま、1人でもいいんじゃないのか?って思うことが多くなったんだよ。この先も〇〇に寂しい思いさせるのもオレは嫌だから」と返事が来ました。仕事が忙しい彼に寂しいと言っていたのも事実です。今は1人になって色々考えたいと言われさよならしました。
4.「仕事に慣れてきた3年目で結婚」は難しい時期 (建築系会社員・わんさん)
3年目ってちょうど慣れてきてキツイ現場担当になる。かつ建築士の資格(1級必須です)取得で寝る間もない時期。この資格取らないと、ゼネコンで在籍は厳しいから、ほとんどの人は激務の合間にボロボロになって資格とります。だから1発で合格しない人も多い。30歳くらいでひと段階でしょうか。その時期に彼女にせかされてあわてて結婚します。
結婚はできたが失敗した体験談
5.転勤が多く、毎日ほぼ1人だった姉は離婚を選んだ(黒星さん)
私の姉が大手ゼネコンの人と結婚しました。転勤が多く、そのたびに一緒に引越しをしたり単身赴任したり。引越しをすれば友達も1から作らなくてはいけない、単身赴任すれば週末しか会えない。だから毎日ほぼ1人ぼっちの姉は子どもを生むのも躊躇してました。新婚当初からそんな生活をし、ついには離婚してしまいました。
参照:建設業界の人
6.離婚は回避しているが、完全にATMと化している家庭が約7割(元ゼネコン現場監督・さとうさん)
現場監督は給料がかなり良い部類に入ります。結婚して子供がいる年齢、例えば35歳~45歳なら年収800~900万。50歳以降は年収1200万円~の世界。一般的なサラリーマンよりは高給取りだと思います。現に2年目だった私も年収600万円~でしたのでお金には困りません。家庭内の仲は冷え切って居場所がなくても、稼ぎが良い為に離婚せず夫婦を続けているような形。
参照:現場監督の離婚率ってどのくらい?極端に分かれる夫婦生活
ゼネコンで働きながら結婚できた7つの体験談
社内恋愛・社内結婚の体験談
1.同じ会社で出会い、遠距離恋愛も経験したのち結婚(現役現場監督の妻・ミックスベリーさん)
私は社内結婚なので、どんな状況になるのか分かっていて結婚しましたし、離婚してる人も多いです。結婚まで2年の遠距離恋愛も経験済みで、自分が遠距離恋愛にも向いてるな~って実感しました。子供が産まれるまでは、私はCADオペだったので、私も忙しく働いていましたし彼が留守にしてくれる間に家事ができるので、追い込まれずに済んだ部分もあります。捉え方次第だから、向き不向きはあります。
参照:現場監督の旦那
彼女に理解があって結婚できた体験談
2:「好きな仕事」に従事していて尊敬している(現役現場監督の妻・弊社ワーカー/加藤)
離婚率が低い!? 同僚の奥さんからの紹介がおすすめな理由
3:仕事への理解度が◎ 同僚の奥さんからの紹介が一番(建設業界ニュース)
既婚者の同僚の奥さんの友人知人が、一番良いですね。現場監督の仕事を、理解してくれる可能性があるからです。既婚の同僚に「奥さんの友達でいい人いたら紹介してほしい」と言っておきましょう。
参照:現場監督が結婚できない6つの理由【結婚できる方法も解説】
現場監督の夫と結婚して良かったと思うこと
4:社宅があったこと。“夫が不在”な家族ばかりなので、妻同士で支え合っていた。(現役現場監督の妻・弊社ワーカー/加藤)
5.夫に手がかからず、浮気の心配もなし!(現役監督妻・3児の母)
結婚して20年超です。私ぐらいのベテラン(笑)ともなると、もう「亭主元気で留守がいい」です。いない分手がかかりません接触時間が短い分、飽きませんし、お互いに短い時間しか会えないからけんかしないように気遣い合ってる気がします。残業、休日出勤が多い分、お手当てもつきます。飲みに行くひまもないのでお小遣いも少なくていいです。下請けさんから色々頂いたり、お土産付きの出張も多くて、それもありがたいです。女っ気のない職場なので浮気の心配もなし。
参照:現場監督の旦那
6.家の購入やリフォームなど、家回りのことに頼りになる(現役現場監督の妻・弊社ワーカー/加藤)
7:出会いが少ない分、家庭を大切にする男性も多い(株式会社Bizual)
建築業界は総じて残業時間が多い傾向にあり、職場の女性と顔を合わせる程度という会社が多いようです。特に施工管理を担当している男性の場合、朝から現場に入り、職人さんと飲み会をして深夜に帰宅というパターンが多く、女性と出会うチャンスも少ないそうです。そのため結婚後は、家庭を大切にする男性が多いようです。浮気をしたくても出会いがほぼないと考えると、妻になる女性にとっては安心な職場といえるでしょう。
引用:スーパーゼネコン勤務者との結婚はあり!?結婚後の注意点なども紹介!
ゼネコン業界から異業種に転職する7つのリスク
結婚できないという不安のほかにも、拘束時間、残業時間(サービス残業)、危険な現場……。ゼネコンの現場監督・施工管理の仕事に不満を感じている方多いと思います。
では、思い切って異業種に転職すれば、今の生活から抜け出すことができるのでしょうか。
異業種に転職す7つのリスクについてひとつずつお伝えします。
1:異業種に通用する実績・資格がない
企業が異業種からの転職者に対して期待していることとは何でしょう。
それは、「経験職種での専門知識・スキル」「経験業種でのスキル・ノウハウの汎用化」です。
入社が浅く実績と呼べるものがなかったり、働きながら資格が取れていなかったり。
今働いている会社での実績や資格を持たずして異業種へと転職するのは、ハッキリ言って厳しいです。
また実績があったり資格を取っておくと転職には確かに有利ですが、この業界の仕事は専門性が高いため、建設業・ゼネコンといった業界でしか活かすことができない可能性が高いです。
今の状態で転職して、異業種に通用するのか。
果たしてその業種とは……? もう一度考えてみることをおすすめします。
2:これまでの学歴・専門スキルが活かせない
大学・大学院卒業後の就職先として総合建設業/ゼネコン・コンサルタントなどの「主たる建築関連」が76%、「その他建築関連」が9%。
およそ85%の学生が建築・建設に関わる業界へと就職し、学生時代の友人や先輩後輩と同じ業界で切磋琢磨しています。
建築系大学卒業生の進路に関する第五回調査報告書よりパッチワークカンパニーが作成
中でも大手ゼネコンや有名ハウスメーカーは人気が高い就職先です。
ゼネコンの現場監督・施工管理で働く男性が異業種に転職すると、これまで学んだ建築や業界についての専門的な知識・スキルを活かすことができないかもしれません。
これまでの経歴が通用しない状態や常識がまったく異なる業界については、双方のミスマッチが起きやすいので特に注意が必要です。
3:建設業の場合は同じ「職種」が少なく、給料は上がりにくい
業界・職種でみた転職のしやすさは、一般的にこのような傾向が見られます。
同業種・同職種 → 異業種・同職種 → 同業種・異職種 → 異業種・異職種
ゼネコンの現場監督・施工管理として働く男性の場合、異業種・同職種の仕事はほとんどありません。
異業種・異職種への就職となってしまうため、ハードルは高いでしょう。
同じ職種への転職を狙うなら、地方公務員の建築職として役所や役所の出先機関に技術職員として再就職する方法があります。
公務員となることで残業時間や休みなど労働環境は改善されますが、民間と比べて給料が下がることは間違いありません。
携わる仕事内容も大きく変わるため、「建築が好き」という方には魅力的に感じないことが多いようです。
同業種・同職種(公務員)に転職して給料が下がった体験談
私は土木職で中堅ゼネコンに3年勤めた後、公務員(市役所)に転職しました。 ゼネコンでは高速道路や高架橋などの現場管理の仕事をしていました。 まさに「地図に残るようなものづくり」の仕事です。 やりがいはあるし、苦労は多いけどとても楽しい仕事だと思っています。今は、毎日18時くらいには家に帰ってきて、週末もきちんと休めます。ただ、手取りにすると月10万円くらい減りました。仕事のやりがいに関して言えば、やっぱり市役所よりもゼネコンのほうが大きいし、楽しいと今でも思っています。
4:ゼネコン業界から離れてしまって後悔する
後悔しない転職をするには、自分がどんな仕事をすれば満足できるのかを知ることです。今の仕事のままでは叶えることができない、あなたが大切にするものは何ですか。
それは、ライフワークバランスが整った働き方なのか、職場の雰囲気なのか、給料なのか、転勤や出張がないことなのか、仕事のやりがいなのか。
未経験の異業種に転職するなら20代のうちが採用されやすいという理由で、大切にしたいポイントの優先順位を付けないまま急いで転職先を決めてしまう方が多いです。
その結果、転職先の会社でも不満を抱えたり、前の会社の良いところや建設業への未練を再確認し「やっぱり戻りたい」と思ったり。
出戻り転職を希望する現場監督・施工管理者は少なくありません。
異業種に転職して後悔しないためにも、働くうえで何を大切にしたいのかを考えましょう。
建設業から離れて「やっぱりゼネコンが良かった」と思った体験談
毎日朝が早くて夜は遅い、ご飯はいっつも私一人。な~んで結婚したんだっけ?って感じで。あまりにも弱っている旦那を見て、私が大黒柱になる決心をし転職を勧め、夫は退社して以前より希望していた営業職に就きましたが、半年後現場監督に戻りました。一度離れて天職だと気づいたそうです。
参照:建設会社で現場監督の仕事をしている夫を持つ妻たちに聞きたい!
5:「結婚できない」という悩みが、100%解決される保証はない
「ゼネコンの現場監督・施工管理のままでは彼女ができない・結婚ができない」と悩んでいるが故に、異業種への転職を考えている方も多いと思います。
しかしその悩みは、異業種へ転職したところで100%解決される問題なのでしょうか。
異業種へ転職したものの、労働環境の状況が変わらないどころか悪化したり、給料が下がったり、結婚が遠のくことも大いに考えられます。
彼女のためにも転職を!と思っても、これまでとは異なる業界の仕事に慣れるので精一杯になってしまい、結果的に破局してしまうケースも……。
合わないからと転職を繰り返すことは、結婚のタイミングを逃してしまうことにもつながるるため注意が必要です。
6:異業種への転職成功の秘訣は「若さ」と「ポータブルスキル」
ゼネコンの現場監督・施工管理の仕事から、異業種への転職はハードルが高いです。
それは、同業種への転職であれば活かせる経験やスキルが、異業種では活かすことが難しいからと断言できます。
しかし、その難易度は年齢によっても異なります。
20代のうちは未経験の分野への転職でも成功しやすいでしょう。まだ業界の経験やスキルはほぼゼロに等しいため、ポータブルスキルが必要となります。
一方で30代となると、仕事への姿勢やポテンシャル(潜在能力)よりもこれまでの経験やスキルが求められるようになります。
このまま建設業界で働き続けていれば結婚できないと思ったら、できるだけ早く転職活動を行うことも選択肢に入れましょう。
ポータブルスキル:業種や職種が変わっても“持ち運びできる能力”のこと。
資格や実績だけでは図ることができない、人柄や性格などに対する評価。
定年まで勤めることが当たり前だったこれまでと違い転職が当たり前になった今、どんな環境でも活かすことができるスキルが重宝されています。
7:【焦りは禁物】パンデミックの影響で求人数が減り、転職希望者が増加中
業界問わず、慢性的な人手不足により高止まりしていた中途採用の有効求人倍率。
それが世界的な感染症の流行により、業績が悪化する企業が増え、採用に慎重になっています。
建設業も例外なく「工事の延期・中止」「資材の納期遅延」などの影響があるとは言え、未だに人材不足は解消されていないことが見受けられます(下グラフ参照)。
出典:【2021年】今後の転職市場はどう動く?有利に転職するための3つのポイント
『マイナビ転職動向調査2021年版』によると、給料減や「転職に積極的になった」という方が4割を占めているそうです。
これは、感染症流行の完全な収束が見えず「有効求人倍率」が減って「異業種への転職」が増えているということを示しています。
採用数が明らかに減っている今、企業が欲しいのは「経験者」「スキルを持った即戦力」です。
異業種への転職を狙うなら、ゼネコンの現場監督・施工管理として働き経験を積みつつ、長期戦の転職活動を覚悟した方が良いでしょう。
建設業界にいながらワークライフバランスを取り戻そう
「彼女ができない」「結婚できない」という悩みを持つ、ゼネコンで働く男性達に聞いてほしい。今の生活を変えたいからと異業種に転職しなくても、理想とする未来や家族像を手に入れることができます。これまでの学歴や経歴、培ってきたスキルを活かして新たなことにチャレンジしてみませんか。
1:建設業界で働き続けるための、たったひとつの方法とは
ゼネコンの現場監督・施工管理として働く男性が抱える結婚に対するさまざまな悩みは、「異業種へ転職」するだけで解決する訳ではありません。
年齢制限や未経験、パンデミックによる業績悪化などさまざまなリスクがあるなかで、あなたは本当に異業種へチャレンジしたいとお考えでしょうか。
働き方に不満はあるけれど、建築が好きで、ゼネコンが好き。
そんな方が多いのが、この建設業界の特徴です。
そこで、これまで勉強してきたことや経験を活かしながら、この業界で働き続ける方法あがあるとしたら、あなたはどちらを選びますか。
そのたったひとつの方法が、弊社『合同会社パッチワークカンパニー』が提唱するテレワーク就職。
つまり、時間や場所に縛られることなく「CADエンジニア土木施工管理技士」として企業に就職することです。(現在は土木施工管理技士を募集しています)
テレワーク:「ICT(情報通信技術)を活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」のこと。
インターネットなどのICTを利用することで、本来勤務する場所から離れ、自宅などで仕事をすることができます。
2:テレワークチームで働く『CADエンジニア土木施工管理技士』の魅力
弊社に所属する『CADエンジニア土木施工管理技士』は、自宅にいながらにしてチームで図面を書く仕事をしています。
個人事業主/自営型テレワーカーとして好きな時間に働くことはもちろん、スキルに応じて、企業のテレワーク支店に就職といった働き方が可能です。
弊社で働く『CADエンジニア』の声
会社員(フルタイム勤務)
年収400~600万円
個人事業主/フリーランス
年収300~800万円
パートタイム
年収100〜200万円
会社員(フルタイム勤務)
・安定した収入と保障のある生活がしたい人
・将来的には独立したいが、まずは企業で実力を身に付けたい人
・仕事とプライベートをしっかり切り替えたい人
個人事業主/フリーランス
・様々な分野での業務経験がある人
・好きな場所・時間に仕事がしたい人
・毎月の仕事量を自分で調整したい人
・生涯現役で仕事をしたい人
パートタイム
・空いている時間を有効的に活用したい人
・将来的に復帰を考えているがブランクがあり、まずは短時間から始めたい人
・子育てや介護で時間の制約があるため在宅で仕事をしたい人
・自分のスキルを使って、短時間でもしっかりと収入を得たい人
3:『CADエンジニア(土木施工管理技士)』として働くには
既にCADの経験がある方は、スキルに応じた仕事が可能です。
建築図面は読めるけどCADはほとんど経験がないという方、未経験の方は、弊社が運営する『CADの学校』で学習からスタート。
米国AUTODESK社が開発したソフトウェア「AutoCAD」や「テレワーク」の基礎知識を付けた後、企業の実務を通して収入を得ながら学ぶことができます。
学習も仕事もすべてオンライン上で行います。
『CADの学校』の特徴
合同会社パッチワークカンパニー代表の岡野が考案・監修したのは、効率よく最短でCADやテレワークのスキルを習得し実務に活かすことができる動画教材の数々。
習得後は企業の実務に取り組み、スキルに応じた収入を得ながら学ぶことができます。
ほかにも、現役テレワーカーによるオンラインサポートやコミュニティをご用意。
参加方法については、メールマガジンに登録してくださった方にお伝えしています。
(現在準備中です)
現在は下記の完全フルリモートで働ける土木施工管理技士を募集しています。
4:「テレワーク就職」で人生を変える旅をしませんか
この記事では、CADエンジニアとしてテレワークで働くという選択肢と『CADの学校』の仕組みをご紹介しました。
建設業界にいながら、家にいながら仕事ができて、彼女や家族との時間を大切にしながら働くことができる。
弊社が目指すのは、家で働くという選択肢が当たり前の世の中にすること。
その実現のために始めた新たな取り組みが、『CADエンジニア土木施工管理技士』としてのテレワーク就職です。
ゼネコンの現場監督・施工管理として転勤も出張も、長時間の残業もありません。
この働き方なら、あなたのワークライフバランスを取り戻すことできます。
きっと、恋愛も結婚も楽しむことができるでしょう。
もう一度、この業界の仕事に、この働き方に、賭けてみませんか。
私たちのビジョンに共感していただける方と出会えることを楽しみにしています。