在宅CAD/テレワーク

在宅CADの仕事|新しい働き方と具体例/3つのメリット・デメリット

05在宅CAD

この記事では、在宅でCADの仕事をするために必要な知識を解説します。

在宅CADの働き方やメリットやデメリットについては、会社員でもフリーランスでもない第三の働き方として広がるパッチワーク式「在宅CAD」の事例をご紹介。

在宅でCADの仕事を実現したいとお考えの方は、メリットやデメリットもぜひ参考にしてくださいね。

在宅でCADの仕事ができる2種類の働き方・契約形態

在宅でCADを仕事にする働き方は、一般的には「【1】社員・パート」、「【2】フリーランス」の2種類です。

【1】社員・パート(雇用契約)

会社に属し、会社で定められたルールの中で働く人のこと。

雇用とは、給与や就業時間、休暇日数などのルールのもとで働く契約形態です。

一時的に在宅で仕事ができる可能性もありますが、基本的には出社が求められます。

【2】フリーランス(業務委託)

成果物の納品を目的とした請負契約をして自分の裁量で働く人のこと。

業務委託とは、一般的にフリーランスとしてCADの仕事をする時に結ぶ契約形態です。

在宅で働くことは可能ですが、本当に実力のある優秀な一部の人しか難しい働き方です。

【コラム】派遣では在宅でCADの仕事は不可能

上記以外の働き方として「派遣」もありますが、CADを使う仕事の特性上在宅で働くことは難しいとされています。

在宅では情報が分断されてしまうため、指示の必要な派遣の働き方では効率が著しく悪くなってしまうからです。

在宅でCADの仕事ができる2つの職種と現実

在宅でCADの仕事ができるのは、2つの職種に限られます。

どの職種がどのような方に向いているのか、その現実もふまえて見ていきましょう。

【1】CADエンジニア

CADエンジニア
どんな仕事をする?自らの知識と経験で、自立して図面作業を進める
どんな方に向いている?これからリーダとして活躍し、年収を上げたい意欲のある方
どんな働き方ができる?社員・パート/フリーランス
現実は?社員・パート
できても一時的な在宅勤務のみ
フリーランス
生活が成り立つのは本当に実力のある優秀なごく一部の人のみ

【2】CADオペレーター

CADオペレーター
どんな仕事をする?CADエンジニアから指示を受けて仕事をする
どんな方に向いている?指示を受けながら、リーダーの元でコツコツと業務を行いたい方
どんな働き方ができる?社員・パート
現実は?多くの企業で「出社が必要」という場所や時間の制約がある

在宅でCADの仕事を実現する新しい働き方と具体例

CADエンジニアもCADオペレーターも、現状では完全在宅で仕事を行うことが難しい現実…。

そこで『パッチワークカンパニー』では、在宅でCADの仕事を実現する新しい働き方・パッチワーク式「在宅CAD」の仕組みを作りました。

その仕組みや、実際の働き方の具体例をご紹介します。

【1】オンラインで客先常駐を実現する、パッチワーク式在宅CADとは

先ほど、CADができるからと言って自由なフリーランスとして独立できる人は優秀なほんの一握りという現実をお話しました。

フリーランスで独立するには、会社で覚えられるCADや専門知識だけでなく、営業や経理の知識だけでなく、金額の交渉やお金をきちんと回収することが必要になってきます。

スキルはあるけど、独立できるスキルなのか不安な方や、営業から納品まで一人ですべての業務を行う自信がない方にとって嬉しい働き方。

それが、パッチワーク式「在宅CAD」です。

3つの特徴があります

  • 【1】「在宅」でありながら「客先常駐」を実現
  • 【2】「在宅」でありながら「チームワーク」を実現
  • 【3】「在宅」でありながら「社員」を実現
在宅CADの説明図

フリーランス、社員、派遣のいいとこ取りをした、新しい働き方です。

おかの
おかの
フリーランスで独立した時、相手と金額交渉をすることがとても苦手でした。

会社員で30万円くらいしか貰っていなかったので、50万円を提示するのにすごい勇気がいりました。

今考えれば100万円以上提示しても良いような案件だったと思います。

相手は海千山千の手練れのおじさんたちです。

ニコニコしながら値引き交渉をしてきます。

ビジネスのことを何も知らなかった私は、当時、人間不信になったのを思い出します。

【2】パッチワーク式在宅CADの具体例

「在宅CAD」の働き方は、雇用契約と業務委託の2種類。

それぞれの詳細について、解説します。

雇用契約の場合

月給制。

子どもの帰宅時に休憩をとり寄り添うことができたり、送迎ができたり。

一般的な出勤と違い‟中抜け”が可能な、在宅CADならではの独自のフレックスタイム制度を導入しています。

勤務時間出勤ルール休暇ルール
フルタイム160時間~・5~22時の間で1日8時間以上
※8~17時の間で必ず6時間以上
・週休2日制
・途中3時間以上中抜けする際は有給休暇を使用する
パートタイム120時間~・5~22時の間で1日6時間以上
※8~17時の間で必ず5時間以上

業務委託(準委任契約)の場合

フルタイムとパートタイム、フリーランス、それぞれの契約時間内で管理・調整を行いながら働くことができます。

報酬稼働時間稼働ルール
フルタイム月給制160~180時間・自分で管理や調整を行い契約時間内で稼働する

※プロジェクト開始時や質疑などで教えてもらう際は、クライアントの都合に合わせる必要がある

パートタイム月給制120~130時間
フリーランス
※スキルのある方に限定
時給制プロジェクトごとに決定

在宅CADの仕事をする3つのメリット

働き方の種類
パッチワーク式在宅CAD社員派遣フリーランス
在宅で仕事
キャリアアップ
サポート
働く環境の自由度

パッチワーク式「在宅CAD」は、働く上で重視したい3つのメリットがあります。

ひとつずつ、詳しくご紹介しますね。

【1】キャリアアップできる

パッチワーク式「在宅CAD」は、「在宅」と「オンライン常駐」を組み合わせた新しい仕組みです。

前述の通り、「在宅」という働き方は一般的にフリーランスがイメージされます。

営業・業務・集金といった業務を通してスキルは上がっても、キャリアアップという概念はありません。

その一方で「常駐」という働き方は、一般的に派遣がイメージされます。

派遣のような短期間では、キャリアアップは難しいでしょう。

このふたつを組み合わせ、在宅で働きながらキャリアアップできるのがパッチワーク式「在宅CAD」なのです。

【2】サポート付で安心

一人で仕事を完遂させる力が求められるフリーランスと違い、パッチワーク式「在宅CAD」ではさまざまなサポートを受けることができます。

内容は、次の通りです。

パッチワーク式在宅CADでのサポート事例
業務の指示やアドバイス経験豊富なCADエンジニアが所属するパッチワークカンパニー。業務で不明な点があれば、リーダーやチームメンバーに相談できる
ITサポート業務をしていると頻繁におこる、パソコンのトラブルなどをその場で相談できる。必要があれば、遠隔操作で解決します。

 

【3】客先の働く環境やルールに左右されない

パッチワーク式「在宅CAD」では、特別な場合を除き、常駐する客先(クライアント)のルールではなくパッチワークカンパニーのルールで働くことができます。

客先によって異なるルール(残業や休暇など)に振り回されることなく、安心して業務を行うことが可能です。

在宅CADの仕事をする3つのデメリット

在宅でCADの仕事をするには、いくつかのデメリットがあります。

パッチワーク式「在宅CAD」ならどのように解決しているかもふまえ、3つご紹介します。

【1】モチベーションが下がりやすい

在宅の仕事は、会社に出勤するよりも仕事に対するモチベーションが下がりやすいと言われています。

パッチワークカンパニーでは、Zoomを使用したオンライン上で業務を行います。

仕事中は常に仲間と繋がっていられるからモチベーションを保ちやすく、コントロールしやすい環境です。

【2】孤独を感じやすい

在宅の仕事はひとりで行うので、仲間ができにくく、孤独を感じやすい傾向にあります。

パッチワークカンパニーでは、オンライン出勤やオンライン・オフラインのイベントを通して在宅の仕事でも仲間ができます

業務に関しても、仲間と教え合うことで、解決策に早くたどり着けるようになります。

オンライン上でのちょっとした雑談は、リフレッシュにもなりますよ。

【3】仕事に集中できない

「在宅の仕事をする=いつでも家の用事ができる」。

と家族に思われがちで仕事をしている感じが伝わりづらいため、家族の出来事に振り回されやすく、仕事に集中できないケースが多く見られます。

パッチワークカンパニーがみなさんにお願いしていることは、この働き方について家族でじっくり話し合う時間をとってもらうこと。

在宅の仕事は、時間的な融通はきいても基本的には会社に出勤しているのと同じです。

このことを事前に理解してもらうのが最も重要で、長続きするポイントなのです。

家族の理解が得られなければ、「どうして家のことをしてくれないの?」と言われながら罪悪感を抱えて仕事をすることになります。

在宅CADの仕事の探し方

パッチワーク式在宅CAD以外で、在宅でCADの仕事ができる求人情報を探すには、インターネット検索で探すのが一番有効です。

検索キーワードは、「在宅 CAD」「リモート CAD」など。

「在宅可」の仕事でも当初は研修のため出社を求められるケースが多く、現状では通える範囲の勤務地で検索する必要があると言えるでしょう。

サマリー:在宅CADの仕事|第三の働き方と具体例/3つのメリットとデメリット

ここまで、在宅CADの仕事や雇用形態ごとの働き方の具体例、3つのメリットとデメリットについて詳しく説明しました。

「在宅で働くことができる」という圧倒的な魅力の裏に、注意すべきデメリットも確かに存在する在宅CADの働き方。

しかしその解決策を知っておくことで、自信を持って在宅CADの仕事を選択することができるでしょう。

今回の記事が、在宅でCADの仕事をしたい方や、フリーランスとしての独立を不安に感じている方のヒントになれば幸いです